<211> 装丁『推理文壇戦後史』

『推理文壇戦後史』この書名で仕事を依頼され、湧かせた表現イメージを実現するため、試行錯誤して平面マーブル模様を創ったことが思い出されます。和紙に表現する〝墨流し技法〟は広く行われているが、 顔料が混ざり濁りのないキレ味で洋風な色味はどうすれば・・・・・もがきました。
「世界怪奇ミステリー全集」に引き続き、再度マーブリング仕事のアップでご機嫌お伺い!
マーブリング技法は西洋では古くから、書籍の装飾に多用されてた様だが、我が国では、金銭出納や帳簿類の、つまり抜き取り防止策として本の小口染めに、こん日現在も用いられています。しかし、この本をデザインしていた頃、その技法は企業秘密だった様で私は知りませんでしたが、何とか表現に取り入れたいので、闇雲に試みました。水面に彩色顔料の皮膜つくり紙に転写させるのは、難しかった。
こん日その技法書も出てますが、せっかく知識を得てからは遣ってません。
このデザイナーは苦労を厭わず、世間一般で用いられている方法とは全く異なる厄介極まる手法で、このカバーデザインを・・・・・天の邪鬼な面を具えて居た様です!?・・・ね。 手間隙かけて儲からない仕事をする人だった様です!?・・・ね。
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by ky-shige | 2015-02-20 17:07 | ブックデザイン | Comments(0)
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