カテゴリ:ブックデザイン( 14 )

<217>〝チャーズ〟初版本

友人の吉野 誠さんが写真を添付して〝チャーズ〟を話題に・・・嬉しいな〜
Oh! 懐かしや~〝チャーズ〟この本の初版本(昭59・読売新聞社刊)のデザインをやりました。
     ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
「終戦下の国情を知りたく「チャーズ」を読みだした。私と同い歳のおばさんの満州体験記であるが、今やグーグルマップを見ながら読みすすめている。私にとっては国情と他国と地理を知り、これも一石三鳥の部類である」
     ~~~~~~~~~~~~ 吉野 誠 ~~~~~~~~~~~~
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TV番組での中国問題で詳しい解説や意見でお馴染みの〝遠藤誉〟さんの著書を、昭和59・60・62年に渉り、装幀(四六判・ハードカバー)を担当した。何れも読売新聞社の刊行。
可成り、パンチの効いたデザインで評判は良かったようだった。
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by ky-shige | 2017-04-09 15:09 | ブックデザイン | Comments(0)

<212> 『MetroNews』

東京の地下鉄は〝帝都高速度交通営団〟俗称〝営団地下鉄〟と呼ばれていた最後の時代〝東京メトロ〟にと社名を変え民営化する以前まで、フリーペーパーの元祖の様な『MetroNews』1997/5月号→2003/9月号のデザインを約6年半、毎月やってました。
大手の広告代理店も参入してのコンペテーションに読売系の某代理店に依頼され、デザイン参加し勝ち残り、メデタシ目出度し、面目を施したのはいいが、勝ったからにはと・・・5月号からのデザインを担当。実はその頃、印刷原稿は版下入稿とデジタルデータ入稿がおよそ9;1、圧倒的にまだ版下入稿の時代であったのだが、コンペ以後は「デジタルデータ入稿」でとの厳命。すでに60歳目前の老デザイナーには実に毎月過酷な事であった。慣れないパソコンにしがみつき、必死であった事が思い出される。
無論、これだけに集中していては食っていけませんから、他の作業も入り交じって、最初、数ヶ月は泣きました。
第一回目の入稿作業は大変だった。デジタルデータに不具合が有っては困るので、念のため、版下も添えて・・・との事、倍以上の作業量だったことが思い出される。
都内散歩のヨスガにと、きょう日はGoogleMapが力添えして呉れるが、拙い作図だが、見所など表記した地図は好評だった。
改札口の脇に置いてあり、毎月40万部発行され、乗降客の都内散歩や遊覧にと人気を博し、こんにちも『TOKYO METRO NEWS』として継続発行されている。
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       メトロアイドルは毎月応募者から
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       写真は1997年5月号→2003年9月号の表紙。
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       2000年1月号から題字ロゴを変更。
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       最新号『TOKYO METRO NEWS』                                                                         ポチ→にほんブログ村 美術ブログ 水彩画へ
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by ky-shige | 2015-02-25 20:16 | ブックデザイン | Comments(0)

<211> 装丁『推理文壇戦後史』

『推理文壇戦後史』この書名で仕事を依頼され、湧かせた表現イメージを実現するため、試行錯誤して平面マーブル模様を創ったことが思い出されます。和紙に表現する〝墨流し技法〟は広く行われているが、 顔料が混ざり濁りのないキレ味で洋風な色味はどうすれば・・・・・もがきました。
「世界怪奇ミステリー全集」に引き続き、再度マーブリング仕事のアップでご機嫌お伺い!
マーブリング技法は西洋では古くから、書籍の装飾に多用されてた様だが、我が国では、金銭出納や帳簿類の、つまり抜き取り防止策として本の小口染めに、こん日現在も用いられています。しかし、この本をデザインしていた頃、その技法は企業秘密だった様で私は知りませんでしたが、何とか表現に取り入れたいので、闇雲に試みました。水面に彩色顔料の皮膜つくり紙に転写させるのは、難しかった。
こん日その技法書も出てますが、せっかく知識を得てからは遣ってません。
このデザイナーは苦労を厭わず、世間一般で用いられている方法とは全く異なる厄介極まる手法で、このカバーデザインを・・・・・天の邪鬼な面を具えて居た様です!?・・・ね。 手間隙かけて儲からない仕事をする人だった様です!?・・・ね。
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by ky-shige | 2015-02-20 17:07 | ブックデザイン | Comments(0)

<210> 装丁『珍々発明』

長年、装丁作業に携わってきたが、何かを画く必要に迫られた際、私は描画スタイルを決めていなかったので、仕事が発生する都度苦労しました。しかし、受注したからには、発注者は無論の事、購読者も納得するレベルのものに仕上げねばなりません。
マーマァーの描画力があって、描画スタイルを持たない人に仕事を依頼・・・ハヤイ話が、制作費を安く?と云う事だったのかなぁー。何とか食いつないできたのは、そう云う事か・・・・・・!?(いい値段取れる、スタークリエィターに成りたかったんだけどねぇー)
こうして過去の仕事を振り返ってみると、先日UPした「世界ミステリー全集・ 6巻」と今回の「珍々発明」同じ人が描いた絵には到底見えませんね。
泣き泣き苦労して描いた筈ですが〝喉元過ぎれば熱さを忘れ・・・た〟
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       カバー表1と表4
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       カバー折り返し部つまり表2と表3
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by ky-shige | 2015-02-18 15:12 | ブックデザイン | Comments(0)

<209> 装丁『世界怪奇ミステリー全集』

先般、陳舜臣さんの著作本を探していて、埃っぽい押し入れの奥に顔を突っ込み、ガサゴソやってたら、他にも旧い仕事の残滓が顔をだしてきた。引っ越しの度に身軽にとの思いで無頓着につくりあげた装丁本をどしどし整理しまくったので、手許に残っているものは少ない。良し悪しは別にして、全仕事の結果は残して置けばよかったと思う。〝後悔先に経たず〟・・・だ。
それ故、今回の発掘品に一入感慨深いものを感じる。
よい出来?・・・というより、努力してるなぁー・・・と己が感じる装丁本をスキャニングして気の向いたとき、UPしてみたいと思います。
自信は無かったが児童書・全6巻の表1イラストに挑戦、無理して苦労して描き上げてます。一時だがマーブリングにのめり込み、その染め上げた用紙に不透明水彩ガッシュで描いてます。得手で無い絵を無理矢理努力。何枚も失敗を重ね、時間がかかって採算が取れないので、以後、斯様な仕事は敬遠しました。
しかし、きょう日に見返すとイトオシイ表紙だなぁ〜♪
全6巻 1974年刊 
表4には透けた8面体を表現してますが、透けた球体表現を試みたかった筈。手に負えなかったのがアリアリ。
〝見返し〟や〝本扉〟にも自作のマーブリング模様を使用。
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by ky-shige | 2015-02-12 22:59 | ブックデザイン | Comments(0)

<208> 装丁『笑天の昇天』

温和な陳舜臣さんが昨日老衰でご逝去された。一度だけ御著書の装丁に携わらせて頂いた。
『笑天の昇天』1972年/読売新聞社刊/四六判/上製丸背/カバー掛け(写真はカバーと表紙。拙作点描イラストをあしらった)
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編集者にお伴して、たしか銀座の三笠会館でランチをご一緒させて頂き、装丁素案を視てくださった記憶が。
十数年前に〝孫文〟について著された新聞連載『青山一髪』を読み続けた覚えもある。
友好な日中関係を・・・と終始言い続けられつつ天寿を全うされました。ご冥福お祈りいたします。
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by ky-shige | 2015-01-21 21:48 | ブックデザイン | Comments(0)

<200>紙細工『日本丸』

f0176500_17211311.jpg齢を重ねるにしたがい、先祖返りと云おうか、子供に戻ってゆく面を感じます。先日、少年の頃に夢中になった雑誌付録の如き厚紙工作の本をみつけ、ふと作ってみたくなり、求めマチタ。
秋です。夜長ですが・・・ 流石に最後の仕上げ、糸張り巡らしたり帆布の取り付けが面倒になり、これにて完成・・・デス。
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「帆船日本丸-中村庸夫写真集」1984 読売新聞社刊 の解説ページに掲載したものです。駄画社々長(47~8歳頃)が描いた艤装図。今般ブログUPに際し、船体艤装部と帆布と船内概略構造を色分けしました。
帆布が透けていて艤装部がよく見定められるように工夫してあります。尚、帆布の縫い合わせ枚数も正確を期してます。
この初代〝日本丸〟は船籍・現役です。横浜で繋留保存されてます。
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by ky-shige | 2014-09-11 15:21 | ブックデザイン | Comments(0)

<161> 帆船日本丸2世艤装図

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近年低気温がメッポウ応える、特別手先が冷える。肩から頭部にのみ血流が集中するように意識させられ、手首から先、とりわけ手甲部の冷たさに哭かされている。
二度の心筋梗塞後遺症の所為かも!?……と。
これを昨年秋から駄画の一枚すら描いていない言い訳とさせていただきます。





先日、お台場へ出向いたとき、船の科学館の埠頭に帆船日本丸2世が繋留されていました。

















更に東京ビックサイト(国際展示場)近くでは海王丸2世が整備と荷積み中の様子でした。
いささか両船への思い入れ浅からぬ駄真画報社々長、海王丸2世の傍まで行き、その雄姿を堪能した次第。
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押入れの奥底から大判写真集を探りだしました。



「帆船新日本丸-中村庸夫写真集」1985年 読売新聞社刊 ブックデザインは多田進さん。















新日本丸艤装図は解説ページに掲載したものです。
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    駄画社々長が図版(新日本丸艤装図)を担当。50歳の頃の仕事。(図版画像をクリックすると拡大します)
    作図にあたり運輸省航海訓練所に手配頂き、浦賀で建造中完成間際の海王丸2世の船内を見学し、参考にさせて頂いたこ
    となど憶い出しました。photoshopですこし加色してみました。
    2004年10月の台風23号での海王丸2世座礁事故は己が災難に見舞われた様な思いにさせられた。ちなみに先代の海王
    丸は富山港で繋留保存されています。そこから数百メートルしか離れていない同港の防波堤外側(テトラポッド敷設箇
    所)での座礁であった。初めて新旧ペアでのお披露目の予定であった。
    お台場での再会は嬉しかった。タラップ乗船口に肩章をつけた当直士官が威儀を正して立哨している。カッコイイ!
    「幸多かれ!」目一杯腕を伸ばしてそっと船体を撫でました。 

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by ky-shige | 2012-02-02 00:32 | ブックデザイン | Comments(0)

<152> 真田太平記の装画

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〝灯台下暗し〟〝過ぎたるは及ばざるが如し〟近々のこと、近隣散歩途次のこと、「池波正太郎」との先生の自筆らしき表札を眼にし、「アァッ!」……と往時、御無礼した事などに憶いが至りました。

『真田太平記』池波正太郎著 昭和59年(1984)朝日新聞社刊をNHKの大型時代劇化を機に再刊しました。
既巻16巻を18巻に再編集しての新装版をとのことで、装丁を多田進さん、装画を駄真画報社々長ということで幾分長丁場の作業が始まりました。
作業にあたっては、事前に版元編集者さん、多田さん、愚生の三人で、信州長野、上田、松代など真田家ゆかりの地を池波先生に根回し頂いた上で、お薦めの食事を楽しんだりの取材旅行したことなど憶い出されます。

池波先生宅と吾が駄真画報社はごく近距離らしいとのことで、「粗末な装画御許しあれ」と、せめてご挨拶をと尋ね歩けど、どうにも判らず、ついつい仕事に追われ、打ち過ごし訪ね得ぬまま、作業も終え、発刊し終えました。

あれから凡そ30年の日時が過ぎたと云うことで、その間に先生もご他界されてしまいました。
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    題字 = 池波正太郎  装丁 = 多田進
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    第9巻、第18巻用の原画 = 駄真画報社々長(信州取材のおかげで無事18枚を描き上げる)

    最近、偶然表札発見を機に拙作を披瀝して、長年、心の隅にこびり付いていた澱の如き靄を、幾分かでも取り払いたいと
    思った次第です。
                      ◎ 「ありがたや 座して星霜 よき出会い」   ポチ→ブログランキング・にほんブログ村へ描く気倍増!

    時事通信 8月6日(土)8時49分配信
     菅直人首相は6日午前、広島市で開かれた原爆死没者慰霊式・平和祈念式(平和記念式典)であいさつし、今後のエネル
    ギー政策について「原発への依存度を引き下げ、『原発に依存しない社会』を目指していく」と、改めて表明した。犠牲者
    の追悼が目的の式典でエネルギー政策に触れるのは異例。深刻な放射能漏れを起こした福島第1原発事故を受け、首相の強
    い意向で盛り込んだ。
     首相はあいさつで、原発事故について「放射性物質の放出を引き起こし、わが国はもとより世界各国に大きな不安を与え
    た」と陳謝し、早期の事故収束と健康被害の防止に向け「今後も全力で取り組む」と決意を示した。その上で、「これまで
    の『安全神話』を深く反省し、事故原因の徹底的な検証と安全性確保のための抜本対策を講じる」と強調。事故を「人類に
    とっての新たな教訓」として、「世界の人々や将来世代に伝えていくことがわれわれの責務」と訴えた。
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by ky-shige | 2011-08-04 16:50 | ブックデザイン | Comments(0)

<141> 浦安昔ばなし

    ブックデザインを生業にしていた駄真画報社々長だが、装画を自ら描いた記憶がほとんど無い。これは稀なケースです。
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   『続・浦安の昔ばなし』昭和60年(1985)3月31日 刊 
    発行=浦安市
    地元古老からの口伝収録・編集=浦安市教育委員会社会教育課
    装画装丁・本文割付け・イラストレーション=駄真画報社々長

A閑話 装丁や造本設計に携わった本たちが、押入れの奥で段ボール箱にぎっしり詰ったまま、長年陽にも当たらず眠っている本
    達がちょっと不憫だ。
    これはシャチョー高齢になってきて、何となく、マァー何時逝くか?みたいな事を、マァー本達は何時か散逸してしまうだろ
    う。とか、マァー特別気にしてる訳でもないんだが、折角、スキャナーの接続されたパソコンがあるんだし、画像をデータ化
    してCompactDiscに記録収納しようかという気になった。
    日向臭い古びたデザイン、見て喜ぶものは誰も居ないだろうが、ガサゴソ大量の本をそのまま残して置くよりも、マァー場所
    を占めないだけマシだろう。 ……ということで、一番開け易い手前にあった箱を開けてみた「続・浦安昔ばなし」がでてき
    ました。
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    地元古老の口伝噺を伝えるには懐かしく昔っぽい雰囲気を添えようと何方か版画家に木版刷りの装画を…と当時思った筈だが、
    浦安市の予算の都合に合わせたのでしょうか、拙作の版画モドキで承知願ったようです。本文中99話全部に丹念に版画モドキ
    の挿絵を付けていて、その頃の根気強さに吾ながら感心した次第!

    ◉ 「おめでたい 過去を褒めるや 阿呆シャチョー」  駄真画報社々長
    ◉ 「ありがたや 座して星霜 よき出会い」      ポチ→ブログランキング・にほんブログ村へ描く気倍増!
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by ky-shige | 2011-01-23 21:12 | ブックデザイン | Comments(0)