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<48> 山の神専務の寄稿画 第2弾 アザミ&チューリップ

      絵筆を握らない駄画社グータラ社長に業を煮やした山の神専務が、絵えっ…と思わせる絵を寄せてきた!
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      専務が得意?とするところの、現物を見ながら鉛筆スケッチをし、彩色したもので、私が普段「酔い絵だね〜」
      と称しているものの内の言わば典型的な一枚である。
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      しかし春に描いたこの絵には、いささか驚かされた。茎や葉は「ハイそうですネ」ぐらいの出来だが、花の表現が
      突然変異の如く、私にも到底真似のできない見事な筆捌きで描き上げている。これは一体どうしたことか???

閑話休題
先般、駄画の一枚も描きえない駄真画報社々長は、最近の精神状態はどんな具合なのかについてツベコベ述べておりました。
『現代美術の作家たちの生々しい精神や思考の吐露に腰が抜けてしまいました。石田徹也の世界ともども忘却の彼方に押しやってしまわなければ、愚生の多寡が駄画の世界とはいえ、まるで描く気が湧いてこない。美術展を見て回るのは好きなのだが、観れば観るほど、描けない己が哀れになってくる。寒さも厳しくなってくることだし、暫くジッとしていよう。そのうちナントカなるだ〜ろ〜ぉ〜♪』
などとぬかしておりました。……只、ダラダラ日時が流れていくのは流石の駄羅社長もジクジたるものを感ずるのでありました。それでも展覧会観たがり屋の血(痴)が騒ぐのは抑えようがありません。
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優れた描写力で知られるアメリカン・リアリズムの画家のアンドリュー・ワイエスの存在は、横文字まるでだめ夫の駄羅漢社長でさえ、若き日には、格好つけてエスクァイア誌などパラパラしてて、華やかさの欠片も無いが、凄い挿絵を描く人が居るもんだと認識していたそうだ。ワイエス氏の展覧会は我が国でも数度開催されていたようだが、その都度、認知していた筈だが、ついつい行きそびれ臍を噛んでいたか?どうか?は忘れたが、ついに今回、縁ある御方に知らせて頂き、渋谷ぶんかむらザ・ミュージアムで観る事が叶った。そして喜んだ。
その喜んだ理由が実に単純。ワイエス氏がなにを物語りたいのか!……などはさておき、写実をベースにし、派手さは微塵も無い題材をモノトーンぽい描法を核にしていて、華やいだ色といえば、控えめな青か緑をアクセントに。その静謐さがたまらない。テンペラ画に負けず劣らず、下絵の鉛筆デッサンや水彩画もいい味だしている。
つまり拙ブログ誤愛読者諸賢お気づきのごとく、言わずもがなのことですが、いささか生真面目風に見せる描法でマヤカシ、彩色下手を自認する駄真画報社々長よ、「本物の生真面目を見習いなさい。お手本にしたらいいんでないかい」……と言わんばかりの作品群を目の当りにしたのである。
<48> 山の神専務の寄稿画 第2弾 アザミ&チューリップ_f0176500_2275125.jpg

ワイエス氏に限らず。アーチストの皆さんは異口同音に「我が道を往く。一本道をドンドン往く。描きたいことやものを描きたいようにドンドン描く」と目新しいことではないが、そのようにおっしゃっている。
何だか妙なわだかまりや呪縛のようなものから解き放たれた感あり(目覚めよシャチョー!……のココロなのだ!)
棟方志功の「わだばゴッホさなる」ではないが「わたばワイエスモドキでいいからなりたいダベサ」の心境のココロなのだ! 一年締めくくりの12月に良い展覧会に巡り合えた。来たる新春からバリバリ描くゾー(^o^)
シャチョーは単純だナー。その気持ち持続してチョンマゲ
深いところはサテオイテ、上っ面だけでも真似て、得意の一見生真面目風でもいいから描こうヨ!頼むヨ……シャチョさ〜ん
 皆さま良い年を  =  駄真画報社々長
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by ky-shige | 2008-12-28 22:43 | 専務寄稿画
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