<78> 奥石廊(伊豆半島の突端)

十数年前、我が駄真画報社の二十数年に渉り徒食していた社員等は退社独立して、今ではそれぞれに新社員も抱えて勝手にビンボーしておる訳で、グータラ社長と山の神専務の二人のみの、とっくに倒産同然のカイシャだが、2〜3年前伊豆へ慰安旅行を敢行した。往時に比べて、催行人員が少ないだけ安上がりであった。
石廊崎の すこし西隣りに奥石廊の断崖や点在する岩礁など愛でるビュースポット「あいあい岬」(西伊豆には恋人岬も、近々ラブラブ岬も誕生…ウソ)があり、売店なども完備していて、ドライブ客が足を止めていた。
有名景勝地好き!のミーハー駄チョーは、看過するには忍びない気分になるのであった。「ここは一発描かざぁーなるめー!」
駄真画報社々長は安曇野の水車小屋界隈や、こういった何方もご存知、極めつき有名地を描く俗っぽさと、一方ではワイエスを信奉する心根が、日常のさり気ないものなどにも眼を向けたら……との声なき声に囁かれていることに、幾分そのせめぎ合いにチクチク痛みを感じながらも前者の気分に流されて、老人だからエジャナイカ……と、深く考え込まないで描きだす甘えた日々を過ごしている。
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それはさておき、今回こそと……一大決心のモト、宝の持ち腐れになっていた不透明水彩で初めて着色してみた。
やはり、予想していたとおり、若い頃に慣れ親しんだポスターカラーと大差ないようだ。塗り重ねが幾らでもOK。濃い鉛筆描きもなんのその、透明水彩画は最初に塗った色が最後まで影響するが、そんな不自由さはまったくない。
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すなわち、テーマと心構えによるだろうが、今回のような景勝地などに挑むと、銭湯評論などでお馴染みの庶民文化研究家・町田忍氏が絶賛を惜しまないであろう傑作画に簡単に相成る訳で御座る。
絵具と頭はつかい様。次なる機会にはゲージツ的なものをお見せしたいもので御座る。

閑話休題
吾がブログ開設以来、本日(5月27日)で満一年経ちました。
一年前、駄画丸を出航させてはみたものの、四海波タヒラカナレドいきなり舵がこわれた難破船状態で、方向の定まらぬこと夥し。駄真、駄画、球状表現のいずれの航路に踏込むも、ヨレヨレのフラフラ航行。
シャチョーの浮気な遊び心、露悪趣味に興味を示された皆さまのお力添えの賜にてと深く感謝致しまして、御礼と出来の悪さのお詫びを申し上げます。
撮ったり描いたりした物をしまい込んでいると、気持ちが悪くなるタチで、急拵えのお粗末な駄ものを陳列し続けての一年でした。
見せたがり屋のシャチョーは、今後も当面この路線を突っ走らざるをえないようです。
が、最近シャチョーは絵筆を動かす気配をようやく見せ始め、駄画の掲載がやゝ増えてきたのは目出たい事にて、ゆるゆると手描き物を芯にすえての軌道修正を図るもの……と期待を抱かせてくれることで有りましょうゾ。(ホントか?)
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by ky-shige | 2009-05-27 11:13 | 社長の駄画 | Comments(2)
Commented by rascal-monad at 2009-05-28 00:53
ブログ開設一年 おめでとうございます。
それにしても いろいろな引出しをお持ちですね。感嘆。
次を愉しみにしております。
Commented by ky-shige at 2009-05-28 11:38
ブログ開設以前から応援いただいている方のお力添えや
各地から、また、東品川方向から立ち昇る光にも、おおいに導かれました。
わがマンション、光通信の基盤設備は整ったのですが、わが社は、未だADSL
(なにを言っとるのか、意味不明?)
C調な奴ですが、今後も気楽にお付合い願います。
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