<116> 再びダビテ(1)

先日描き上げたダビテを壁に貼って眺めている。素描は壁に画鋲止めが一番似つかわしい。真鍮色のごく一般的な画鋲で無造作に、すこし傾いているが、この風情もシャチョーには好ましい。
薄浅葱色の用紙にセピア色で描いたダビテが、すこし軽く見える。白い紙に普通の黒色鉛筆で描いものの方がもっといいように思えてきた。寸法もデッサン用紙の大きさに合わせ500×650ミリにしたほうが良さそうだ。画面が広くて、老シャチョー少しシンドイが、壁に止めると格好いいだろうな!……これを励みに、やれやれ写真模写のどこが面白いの? ダビテ2枚目をフラフラッと描き始めた。
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    前回のダビテと同様に描き出し位置決めは極々淡く、描き進めるに従いアタリ線は消してゆく。
    ベースにした写真が小さく可成り拡大したので暗部を判別しにくく、想像を交えて描きました。

[A閑話]
デッサン作法というものが有るかどうか知らないが、一般的には、最初は大掴みに、序々に細部を描き込む。と云われているようですが、私は大むね位置決めが出来たらいきなり細部にこだわり、描き進めます。
若い時から私の描き方はひたすら対象物の明部と暗部の境目を探ります。探り終えた時がデッサンの終了時になります。描いたり消したり、長時間かけることが好きではありません。
作業途中の画面はここにお見せしている如く、頭部は大方描き上がりつつあるが、胴部はいくらも進んでいません。画面全体への気配りがまるでありません。シャチョーも他人の眼でこのデッサンをみると「なんだコリャ」と言いたくなります。
目ン玉ばかり力を入れて……トーシロの様だ。チョットは意識して全体バランスよく描き込んで、クロート振れないかネェー。
持って生まれた性分でしょうか? 最終段階で見た眼に好ければ……この気持ちは変わりません。小綺麗、小ざっぱりした仕上げを目指します。
こんな要領で若い頃もデッサンしたので、指導者と反りが合わず、たぶん腹立たしい思いをさせた事だと思う。でも、デッサンする事が割合好きです。
仕上がりを問われる印刷屋さんで生まれ育った所為でしょうか? 最短距離での好結果を、終わり良ければ全て好し! 三歳児(みつご)の魂百までも ……だとさ
しかし、彩色ものは下手だねー 上手くなりたいねー これも三歳児の…… か
        ◎ 「ありがたや 座して星霜 よき出会い」   クリック頂くとやる気起きます→にほんブログ村 美術ブログ 水彩画へ
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by ky-shige | 2010-03-28 15:52 | 素描(デッサン) | Comments(0)
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