<138> 金沢八景の称名寺

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『金澤八景・稱名晩鐘』(しょうみょうのばんしょう)は広重画く三浦半島の名所です。

  はるけしな
  山の名におふ
  かね沢の
  霧よりもるゝ
  入あひの声  

  京極高門
  (入あひの声=夕暮れ時の   鐘の音)

八景8枚揃いの浮世絵が、称名寺と金沢文庫をつなぐ短いトンネルの壁面を飾っています。
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    金沢文庫に隣接している称名寺は、整い過ぎるくらい整った多分鎌倉時代建立?の、美しい古刹です。
    名所好き単細胞ミーハー駄真画報社々長としましては,描きたく成って当然。
    絵具で描きたいのはやまやまですが、まるで自信無し。
    前回の白山スーパー林道の着彩のケバケバしさに、シャチョー自身アタマ痛くなっています。
    どうにもこうにも彩色下手改善の兆候が顕れません。手の施しようのない重症のようです。
    頭を冷やす意味で、ペン画にしてみました。色をつけなきゃ怖くない…との思いからです。

A閑話 秋の日の ヴィオロンの ため息の 身にしみて ひたぶるに うら悲し 
    鐘の音に 胸ふたぎ 色かへて 涙ぐむ 過ぎし日の 思ひ出や
    げにわれは うらぶれて ここかしこ さだめなく とび散らふ 落ち葉かな
 
    この美しい詩は
    ヴェルレーヌ(Paul-Marie Verlaine)の<秋の歌> 明治の詩人、上田敏の名訳。
    称名寺の鐘の音に涙し触発されたから上田さんが訳したのではでは ……と思わせるほど
    シャチョーの彩色恐怖シンドロームにピッタシ重なるのでR

    社長にとって、称名寺の鐘の音はうら悲しいヴィオロンです。 
    若き日には絵具や饅頭が怖いものと思った事もないのに、
    嗚呼きょうび 胸かきむしり 彩色ままならぬは
    げにわれは うらぶれて とび散らふ力も無き わくら葉 朽ち葉哉 ……な心境ナノラ

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by ky-shige | 2010-12-23 15:38 | 社長の駄画 | Comments(0)
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