<11> 駄真画報社の山の神専務寄稿画1

一年にほんの数回だが、わが社の専務は絵筆を握る。
主として、友人に送るための年賀状や暑中見舞い用にである。
時間をかけてかなり熱心にやる。おおむね、対象物を置き直接の写生を好むようだ。まれにデジカメ写真をベースに描くこともある。
「写真を見て描くよりも、実物を目の前にして描く方がよい絵になる」と、絵の専門家のように宣うが、私の目からみれば、明らかに写真を拠りどころにしたものの方がよく形が整っている。それを言うと些か機嫌を損ねる。
彼女の唱える「よい絵」とは良い、善い、好い、佳いの何れに該当しているのか、よく解らない。だから私は彼女が現物を前にして描いているときには「酔い絵だね」と評することにしている。
専務は誇らしげに×××××の胸をはる。メデタイ、メデタイ。
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南天(年賀状用)= 鉛筆・透明水彩 A4 用紙?

この絵は写真を見ながら慎重に描いていた。
社長が「なかなかいいじゃん」と言うと「写真を見て描くと、チットモよい絵にならない」と宣う。
長年グラフィックデザインの仕事で写真も含め、あらゆる資料を下敷きにして、描いたりこねたりしてきた社長は返事に窮するのである。
つまり、描く楽しみがウスイということだろうが、見る側にとっては「ソンナノ関係ナイ!」。幾枚かの絵を比べれば、その差は歴然。
だから社長の権限で『南天』を専務寄稿画の中から、イの一番にアップすることにしたソーナ。世の中キビシイのだ。
ヤバッ! 冷戦勃発か?
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by ky-shige | 2008-06-17 12:02 | 専務寄稿画 | Comments(1)
Commented by rascal-monad at 2008-12-15 02:23
はじめまして。更新を愉しみにしております一ファンです。
このたびはrascalwashにおこしいただき有難うございます。
自身が愉しみにしているサイトの御当人からなのでビックリしました。

勝手に記事の紹介をいたしまして申しわけございません。
深く静かに潜行したつもりが、ばれてしまいました。
「南天」の次が「アジサイ」(写真から描く云々もそうですが)
描くということを解りやすく説明していただいたと思っております。
あらためてお礼申し上げます。
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