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<36>  武者絵 10

毎回次は何をアップしようか? ブログ開設以来、心底真底悩み続けてのおよそ5ヶ月。「絵の新作描き下ろしをアップし続けるぞ〜」と言い続けながら、いまだに一枚も描けていない。「思えば遠くに来たもんだ〜♪」よくぞの心境です。
困ったときの押入れ頼み。三たび顔を突っ込むとドラエモンのポケットの如く、描き損じの反故紙(武者絵)が出てきた。
やれやれ、これで今週はなんとか乗り越えさせてもらおう。さて、来週は? ……ケセラセラ

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<一騎撃ち> 墨描き サイズ不詳/押入れからA3コピーしたものが発掘?された 制作年不詳

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<一騎撃ち騎馬戦の図>   十数年前、読売新聞社の出版物に掲載した挿絵です。原画が出てきましたが、本がどこに紛れ込んだか、書籍名は思い出せません。(布目のエンボス加工紙に描画)
源平の合戦初期あたり(保元平治の乱あたりであろうか?)には「やぁーやぁー遠からん者は耳をカッポジッテ音にも聞け!近くば寄って眼にも視よ!吾こそは◯◯國の住人◯◯の◯◯左衛門◯◯なるぞ!腕に覚えの有る者、われとおもわぬ者は進み参らせ給え!イザ尋常に勝負勝〜負!」と呼ばわれば、敵陣より「なにを小癪な!猪口才な!吾こそは◯◯の住人……チンタラチンタラ」と大音声で名のり返して、それ相応の武士(もののふ)が進み居出まする…… 赤地錦の直垂に、黒糸威の鎧。鍬形を打った五枚兜の緒を締めて、怒物作りの太刀を帯び、石打の矢を背負い、滋籐の弓を携えて、鹿毛の馬で逸り立つるに金覆輪の鞍を置き……云々。とマァくどい長口上、そして優美な戦いを。 そんな状況を表現しようと努力していたようです。
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by ky-shige | 2008-10-15 10:33 | ブックデザイン
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