<41> 牡丹のスケッチについて

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一昨年春、某家が丹精して咲かせた牡丹を、「絵にしたいほど美しい」と、つい誉めたら、「どーぞ、どーぞ」といきなりハサミでチョッキン、ビックリ仰天。マイッタ。
切り花を頂いたので、「描きあがったら差し上げます」と安請け合い。
萎れない内にと鉛筆描きを始めるが、可成りの狂いは承知のうえ、無理矢理、画面に納め、辻褄合わせをする。良いのか悪いのか、理想化したイラストのようなバランスになったような。
さて、着彩は自信がないから淡彩で誤魔化した。そのため、鉛筆で多めの調子を付けた。
額に入れて、先様に進呈したら随分と誉めてくださった。
そりゃそーだわナ。軽ーい絵だが、けなすわけにもいかないし。
気持ちの何処かに、デパートの美術品売り場で見かける、日本画家の方々が描かれる手頃な大きさの牡丹絵の構図に近づけたなら、この絵を貰ってくれる人は不満を感じないだろう……と。やはり、染付いたデザイン屋特有のスケベ根性から抜けだせない自分に愕然とした。
描くことは嫌いじゃないのだが、多分、牡丹を誉めたオベンチャラから始まったお絵描きは、やはりすこしつらいものがありました。つまり、仕事の依頼主を満足させるために長年あがき続けたデザイナーの習性、焦りのようなものが体内に燻っている……のかナァー  結果、中途半端な仕上がり具合に不満がチョッピリが残ってしまった。
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牡丹図  鉛筆+透明水彩  四切の額装 (額に入れた絵を嫁入りさせたのは二度目)

一部の読者様にはすでにオメモジ済みの絵です。ご退屈様にて恐縮です。悪しからず。   駄真画報社々長 拝
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by ky-shige | 2008-11-15 17:56 | 社長の駄画 | Comments(0)
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