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2009年 07月 24日 ( 1 )

<89> 葡萄 完 「爽風」

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f0176500_15212873.jpg前回<87><88>の葡萄はアータラコータラ屁理屈こいて、シャチョーは作品?に「理論武装」させた気になっていたが、仏の顔(そんな面にもなってないが)も三度となると、さすがに、いくら寛容な諸兄姉もアングリ大欠伸。( ` ☖ ` )
彩色の効果は ……鉛筆のままより、いくらかは涼しさアップの一助になったかなぁー。そして、葡萄房未だ完熟には至らず、酸っぱさ渋さを加味した季節感表出の一助になったかな? お粗末さまでした。

←左の縮小図では試しにフォトショップにて、クリーム色をグラデーションで流し込んでみた。山の神専務曰く「友禅染め模様の如し。グー」(空色を入れてみたら、気持ち悪かった)

閑話休題  
今回の葡萄、たしかに模様っぽい…… 描きながら感じた断片抄。
模様と云うキーワードに社長若かりし頃に始めた図案の勉強に思いを致す。つまり社長若かりしとき、視座に業界を据え、あれこれ思いをえがいた頃は、デザインと云う言葉は我が国では広くは伝播されてはいなかった。
衣装つまりファッションの世界でデザイナーと呼び習わされる人々が表れ、社長が目指す業界の人を圖案家と言い、今日で云うインダストリアルデザイナーを意匠家とよんでいた。あるいは「屋」を付けたり……と、どなたもご承知の脱線話は横に置き
その頃、グラフィックデザインの勉強の初期段階では、主に「便化」天然自然物や事象を便化するという事を叩き込まれた。「便化」とは妙な表記だが、今にして思えばデザイン用語としては通じ難いが言い得て妙か。とも思う。
言い換えれば「簡略化」に近い作業をシツコクやらされた。すなわち、最初に写生ありき。それを、より簡略に万人に「かっこ良く認識させる」形に描き変える。エスキースをいやになるほど重ねて試み、いよいよ圖案の本制作に取りかかる。纏め上げるものは、二方連続模様や四方連続模様など規則性を示す図柄にして完成、提出。結果はABCDで採点される。早い話が、葡萄がテーマだったら、葡萄唐草模様をひねり出すと云う事。今にして思えば、ひょっとしてアカデミズムってのは没個性化の促進?的な面もあったような……
大げさに述べたが、たいして頭を使う訳でなし、まあ、楽しく気楽にこなしていたわけではあったナ。今日では小学校の図工の授業レベルか?いやはや誠に呑気な時間が流れていたなぁー。
ところで今回の葡萄図はその唐草模様寸前の構図に近づいていたりして〜
言ってみれば、今回の作に限らず、この「かっこ良く認識させる」の呪縛からいまだ解き放たれないかの如く、社長の描くもの、ブログの掲載物を見返してみると、この原体験がモロ顔を出している。
描き上げたものに、理屈は要らないのかもしれぬが、黙っていられぬ性分のシャチョーだ。
そう「黙っていられぬ性分」……これも長年のナリワイがそのような性格にしたようだ。無論クライアントの要望や言い分をよく理解することが前提だが、創り上げたデザインカンプを提出するとき、アーダコーダと理屈づけをして、決定の方向に仕向ける努力を惜しまなかった。
世の中には個性的に主義主張をしっかり前面に押し出して仕事を進めるデザイナーも大勢いらっしゃる訳だが、是といった特色を出し得なかったシャチョさんは、偏りを見せず「果たして、かっこ良く認識させて来たかどうか?」彼特有の原点に準拠し続けたのであったナ。云うなれば基本基礎はマァー良しとして、それからあまりはみ出さなかったシャチョーが、危機もあったが、そこそこで現役を終えたと云う噺ではあったナ。
毎回表現方法に変化をみせる趣味の自作画は没個性的だと認識してはいるが、なにがしか屁理屈をつける。良いか悪いか駄真画報社々長はいまだ現役時代の名残を引きずっている。
男は度胸! チッター変化みせてよ。 強引 舞い上〜。 無理ダベナー

次回アップ作を用意しなくちゃ ブログってなぁー忙しいねぇー  ストックが一枚もないから 参ったマイッタ…… /( >,,< )\
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by ky-shige | 2009-07-24 15:22 | 素描(デッサン)