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<156> 銀座のザクロ =1

9月も末にきてすっかり涼しくなってきて、駄真画報社々長のゲージツ観賞にもってこいのシーズンが到来しました。
銀座一丁目の奥野ビルは、その中にたぶん20以上の画廊が犇めく建物です。そもそもは昭和初期のモボモガや粋筋の方々が入居していたモダンアパートだったそうです。その各々独立していた部屋それぞれが、現在は経営者の異なる画廊に変身してます。実にユニークでレトロな味を醸しています。
ときどきシャチョーの知人たちがその一室で個展を催します。うっかりすると手を挟み、怪我をしそうな手間の係る二重扉のエレベーターを操り、段差だらけの迷路のような廊下の果ての画廊を訪ねるのは、何だか不思議な楽しさを味あわせてくれます。
さて、院展に出品している知人の日本画の個展を観賞し終えて、ビルを出てふと振り返り見ると入口脇に一本の柘榴の木があります。完熟前の実を幾つも付けています。
銀座で柘榴。ちょっと不思議な光景です。先刻観た日本画に刺激されて興奮冷めやらぬ内にとそれらしい雰囲気を漂わせた画面をめざして、シャチョー久々に画題「銀座のザクロ」を描き始めました。
と云ってもシャチョー日本画用の画材は何一つ持っていません。 ……それでも志は高く? シチョー正気か?
マァー 失敗しても誰が困る訳では無し……ット
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日本画の知識ゼロ。雲肌麻紙なるものは、かくの如き風合いかな〜 と洋紙を手揉みしました。嗤っちゃうネェー(^~^)

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by ky-shige | 2011-09-26 21:10 | 社長の駄画 | Comments(0)

<155> 加齢なんのその!

    駄真画報社々長が親しく付合い願っている同世代の友人達が『喜寿まできました…』二人展を開催しました。
    古稀をとっくに過ごし遣り、七十路も半ばとなれば肉体の衰えを可成り顕著に感じるものです。そんな中、二人の友人
    が画廊展を催すのはナマナカなことではありません。
    前回の「<154> 制作欲絶倫」で述べ足りなくて、出品作の一部も掲載して補足したくなりました。
    お二方の強靭な創作意欲に敬意を……心のそこから「お目出度うございます」と申し上げます。
    言わずもがなの事ですが、駄チョーも含め、我が世代の人達の幼少年期は戦前戦中、そして戦中戦後は食い不足、貧し
    い生活を強いられながら青年期を迎えました。昭和30年代半ば「最早戦後ではない」「所得倍増」を声高に言われだ
    してから、高度成長期の築き上げるまでを働き抜き、日本を支え続けた訳です。
    お二方も愚生も美術学校で訓練を積み、その道を職業とする広告界に身を投じ、全知全能を傾け、つまりゲップがでる
    ほど次から次へと図形図象をひり出し続け、世間と関わり続けたのだが、さて、凡そ50年間にわたる現役を退いた今
    日、商業ペースに翻弄される世界から足を洗ったからには、ここはひとつ世間にも誰にも指図されないで、自由奔放に
    メッセージを発信したいという欲望が湧いてくるのです。
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    パステル画  高田久志
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    CGイラスト  西部富雄
    4年前に引続き今回の作品展で、両氏は見事それを具現化してくれました。
    シャチョーも同様に齢を重ねてきて、やはり人並みにいろんな欲望を実現させたいと思ってはいるのですが、遺憾せん、
    イマイチ体調不良が脚を引っ張ります。……と云う事にして置きましょうか。それに、先立つモノもムニャムニャ……
    体力不足でもコナセルだろうと「ブログ」発信にて、気の利いたメッセージ性を込めたブレナイ芯を通した絵を……と、
    駄画社々長はそんな風に思い続けて気持ちを焦らせているのだが、未だに「この方向で!」というものを出し得ない。
    そんなこんなで、ますますご両人の活動に感動肝銘。心のクスリにしたいと再度画廊を訪れました。

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    さて、こちらの作品は 今年傘寿80歳を迎えられる大先達のB全判を約40点大量展示された一部です。
    「曼陀羅戯機=田保橋淳展」 その一点一点は、自然体での心の発露。心に浮ぶ事、琴線に触れた事、面白い出来事、我
    慢ならぬ社会事象などをも鋭く痛烈に抉っています。オドロクベキ80歳。

    駄真画報社々長に強烈な刺激をあたえるゲージツの秋たけなわです。壊れた心臓…胸がボインボインに高鳴ります。
    「画廊巡りもいいけれど、そろそろ絵筆を手にしたら?」山の神専務にハッパかけられました。

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by ky-shige | 2011-09-20 21:21 | 駄真画報 | Comments(0)

<154> 制作欲絶倫

    体力無し。カネ無し。ナマクラ癖も抜けない駄真画報社々長は悲嘆に暮れるばかりであります。
    駄チョーの知人達が銀座でぞくぞく画廊展を開催しています。
    喜寿を目前にされているお二方は、昨日から一週間の長丁場。来観の方々に作品の説明応対にと在廊されるわけです。
    個展、グループ展,何れにしろ大変だ。長い壁面を余す所なく作品で埋めなくてはなりません。若くはありません。沢山
    の作品を長期に渉って創り続ける訳ですから、搬入・飾付け・展示期間・搬出もふくめて、現役時代そのままのエネルギ
    ーより以上の力が必要です。
    気力、体力、経済力、家族の良き理解力。四拍子揃わないと実現できません。
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    駄真画報社々長が羨む、この展覧会は
   『喜寿まできました…』二人展
    ギャラリー杉野 銀座1-5-15 
    高橋ビル1階(並木通り) 
    2011年 9月12(月)〜18(日)

    なんと4年前の秋に〝まで頑張る〟と伏線を敷き、決意表明されていたのです。
   『喜寿まで頑張る』四人展
    中央美術画廊 銀座3 
    2007年 9月11(火)〜17(月)

   『喜寿まできました…』の〝…〟表記は次期展覧会開催に向けての更なる伏線!と推察している次第であります。
    まさに「羨ましき絶倫ぶり」と申し上げます。

    2007年『喜寿まで頑張る』の濱田さんは
   『TRIO DE ART三人展』
    ギャラリーいず 銀座1-5-4伊豆ビル
    9月13(火)〜18(日)

    吉田さんは小生と同じ
   『わart展』東京 = 今秋9月6日(火)〜18日(日) 銀座アートホール(銀座8高速下 銀座コリドー街)に出品。
    物凄いことに『わart展』金沢、『わart展』ニューヨークの3ヶ所に出品されている。

    いやぁー 四方そろって見事な絶倫ぶり! 参ったなー

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by ky-shige | 2011-09-13 16:38 | 駄真画報 | Comments(0)

<153> ある日本画作品について・私考

f0176500_222470.jpg9月9日は猛暑のぶり返し。心臓に爆弾を抱える駄真画報社々長だが、そんな中フラフラになって絵を観に銀座に行ってきました。

左に掲示した作品の写真では一見日本画洋画の識別がし難いでしょうが、現物の前に立てば明解に日本画そのものです。
二川和之氏の屋久島の樹林の絵は、見る側の私をも包み込む霊気、空気感には、只々驚嘆させられました。
洋画の世界が示してくれるリアルさに、かなり〝馴れ〟の様なものを感じているのですが、岩絵具彩色による写実細密を追求した日本画は今まであまり眼にした記憶がありません。新しいリアルさを突付けてきます。へたばった心臓も絵の前で深呼吸したら甦るほどでした。
たぶん日本画の観賞慣れしてる人達も、あらためて日本画特有の岩絵具の特性を100%はおろか、まったく新しい効果を発揮せしめる氏の力に驚愕せざるを得ないのではなかろうか! 『新リアリズム日本画』と勝手に命名したくなりました。
画家が表現するものは、独自の個性と方法で、方向を探り続けて一生を全うさせるのだ。と大旨そのように思っていたのです……が。しかし、二川さんは「個性とは何ぞや?」……など超越した方のようです。何れの絵にも「あざとい作為を込めた個性?」の気配がありません。ここに独自の日本画の方向性を明解かつ斬新に、新たに確立されたのだ!と感じました。(個性を際立たせた絵も無論大好きですが)
美しさは勿論、万人が機嫌良く納得させられると言う芸術の使命を果たすべく配慮もしっかり為されているのです。
おそらく外国の方々もご覧になれば最高の賛辞を呈す筈です。

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この心地佳い思いをした勢いで画廊を出て、猛暑もモノカワ、今度は思いっきり若手の日本画グループ展に。次世代や如何に?……と探索に脚を向けました。
美術大学の日本画専攻を終了されたばかりの方々四人を訪ねました。〝今から芽を出すぞー〟との決意表明だと思います。"budding"と会場表記されていました。出品者全員在廊されていたので、それぞれに作品の制作意図など伺えて、有意義なひと時が過ごせました。
23〜5歳 vs. 75歳が飛び交わす論弾雨霰! 皆さん芯がブレていません。その人なりの抱負が伺え、こんにちの若者はシッカリしているなー。と感心させられました。
それに引替え、駄チョーはチャランポランだった若き昔日に憶いを馳せ、冷や汗も混じえ、大汗をかいた暑く熱き一日であったナ〜。
左から、高岡さん、豊川さん、佐直さん、飯沼さん、有難うございました。しっかり確固たる信念を述べられた皆様に、アホ駄真画報社々長がエールを送ります。
会場で話題になった前述二川和之氏の絵に関しては、絵画の世界にはまったくトーシロ駄チョーの勝手な私考です。嗤ってチョンマゲ。

左上の作品写真は「二川和之展」案内DMより 9月1日(木)→ 19日(月・祝)火曜定休
                      ART GALLERY TENSHIN 銀座6-4-16 数寄屋通

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by ky-shige | 2011-09-11 22:15 | 駄真画報 | Comments(0)