<   2015年 02月 ( 4 )   > この月の画像一覧

<212> 『MetroNews』

東京の地下鉄は〝帝都高速度交通営団〟俗称〝営団地下鉄〟と呼ばれていた最後の時代〝東京メトロ〟にと社名を変え民営化する以前まで、フリーペーパーの元祖の様な『MetroNews』1997/5月号→2003/9月号のデザインを約6年半、毎月やってました。
大手の広告代理店も参入してのコンペテーションに読売系の某代理店に依頼され、デザイン参加し勝ち残り、メデタシ目出度し、面目を施したのはいいが、勝ったからにはと・・・5月号からのデザインを担当。実はその頃、印刷原稿は版下入稿とデジタルデータ入稿がおよそ9;1、圧倒的にまだ版下入稿の時代であったのだが、コンペ以後は「デジタルデータ入稿」でとの厳命。すでに60歳目前の老デザイナーには実に毎月過酷な事であった。慣れないパソコンにしがみつき、必死であった事が思い出される。
無論、これだけに集中していては食っていけませんから、他の作業も入り交じって、最初、数ヶ月は泣きました。
第一回目の入稿作業は大変だった。デジタルデータに不具合が有っては困るので、念のため、版下も添えて・・・との事、倍以上の作業量だったことが思い出される。
都内散歩のヨスガにと、きょう日はGoogleMapが力添えして呉れるが、拙い作図だが、見所など表記した地図は好評だった。
改札口の脇に置いてあり、毎月40万部発行され、乗降客の都内散歩や遊覧にと人気を博し、こんにちも『TOKYO METRO NEWS』として継続発行されている。
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       メトロアイドルは毎月応募者から
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       写真は1997年5月号→2003年9月号の表紙。
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       2000年1月号から題字ロゴを変更。
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       最新号『TOKYO METRO NEWS』                                                                         ポチ→にほんブログ村 美術ブログ 水彩画へ
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by ky-shige | 2015-02-25 20:16 | ブックデザイン | Comments(0)

<211> 装丁『推理文壇戦後史』

『推理文壇戦後史』この書名で仕事を依頼され、湧かせた表現イメージを実現するため、試行錯誤して平面マーブル模様を創ったことが思い出されます。和紙に表現する〝墨流し技法〟は広く行われているが、 顔料が混ざり濁りのないキレ味で洋風な色味はどうすれば・・・・・もがきました。
「世界怪奇ミステリー全集」に引き続き、再度マーブリング仕事のアップでご機嫌お伺い!
マーブリング技法は西洋では古くから、書籍の装飾に多用されてた様だが、我が国では、金銭出納や帳簿類の、つまり抜き取り防止策として本の小口染めに、こん日現在も用いられています。しかし、この本をデザインしていた頃、その技法は企業秘密だった様で私は知りませんでしたが、何とか表現に取り入れたいので、闇雲に試みました。水面に彩色顔料の皮膜つくり紙に転写させるのは、難しかった。
こん日その技法書も出てますが、せっかく知識を得てからは遣ってません。
このデザイナーは苦労を厭わず、世間一般で用いられている方法とは全く異なる厄介極まる手法で、このカバーデザインを・・・・・天の邪鬼な面を具えて居た様です!?・・・ね。 手間隙かけて儲からない仕事をする人だった様です!?・・・ね。
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by ky-shige | 2015-02-20 17:07 | ブックデザイン | Comments(0)

<210> 装丁『珍々発明』

長年、装丁作業に携わってきたが、何かを画く必要に迫られた際、私は描画スタイルを決めていなかったので、仕事が発生する都度苦労しました。しかし、受注したからには、発注者は無論の事、購読者も納得するレベルのものに仕上げねばなりません。
マーマァーの描画力があって、描画スタイルを持たない人に仕事を依頼・・・ハヤイ話が、制作費を安く?と云う事だったのかなぁー。何とか食いつないできたのは、そう云う事か・・・・・・!?(いい値段取れる、スタークリエィターに成りたかったんだけどねぇー)
こうして過去の仕事を振り返ってみると、先日UPした「世界ミステリー全集・ 6巻」と今回の「珍々発明」同じ人が描いた絵には到底見えませんね。
泣き泣き苦労して描いた筈ですが〝喉元過ぎれば熱さを忘れ・・・た〟
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       カバー表1と表4
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       カバー折り返し部つまり表2と表3
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by ky-shige | 2015-02-18 15:12 | ブックデザイン | Comments(0)

<209> 装丁『世界怪奇ミステリー全集』

先般、陳舜臣さんの著作本を探していて、埃っぽい押し入れの奥に顔を突っ込み、ガサゴソやってたら、他にも旧い仕事の残滓が顔をだしてきた。引っ越しの度に身軽にとの思いで無頓着につくりあげた装丁本をどしどし整理しまくったので、手許に残っているものは少ない。良し悪しは別にして、全仕事の結果は残して置けばよかったと思う。〝後悔先に経たず〟・・・だ。
それ故、今回の発掘品に一入感慨深いものを感じる。
よい出来?・・・というより、努力してるなぁー・・・と己が感じる装丁本をスキャニングして気の向いたとき、UPしてみたいと思います。
自信は無かったが児童書・全6巻の表1イラストに挑戦、無理して苦労して描き上げてます。一時だがマーブリングにのめり込み、その染め上げた用紙に不透明水彩ガッシュで描いてます。得手で無い絵を無理矢理努力。何枚も失敗を重ね、時間がかかって採算が取れないので、以後、斯様な仕事は敬遠しました。
しかし、きょう日に見返すとイトオシイ表紙だなぁ〜♪
全6巻 1974年刊 
表4には透けた8面体を表現してますが、透けた球体表現を試みたかった筈。手に負えなかったのがアリアリ。
〝見返し〟や〝本扉〟にも自作のマーブリング模様を使用。
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by ky-shige | 2015-02-12 22:59 | ブックデザイン | Comments(0)